目次
上方修正を発表した海運株まとめ
郵船(9101)
8/4発表。 22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比9.3倍の1536億円に急拡大。 通期の同利益を従来予想の3700億円→5000億円に上方修正。年間配当は700円(前期は200円)に。 500円増額。定期船事業における当社持分法適用会社 OCEAN NETWORK EXPRESS PTE. LTD.の業績は、旺盛な輸送需要の継続に伴い、想定を上回って推移。 PER 2.7倍 利回り 8.71% 7/26 5520円 → 8/13 8040円(+45.6%) 今週 7770円 → 8/13 8040円(+3.4%)
商船三井(9104)
7/30発表。 22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比14倍の1042億円に急拡大。通期の同利益を従来予想の2200億円→3500億円に上方修正。年間配当は550円(前期は150円)400円増額。コンテナ船事業を運営している当社持分法適用会社 OCEAN NETWORK EXPRESS PTE. LTD.において、荷動きとスポット賃率がいずれも前回発表時の想定を上回るレベルで推移。 PER 2.6倍 利回り 7.53% 7/26 5000円 → 8/13 7200円(+46%) 今週 6890円 → 8/13 7200円(+4.5%)
川崎汽船(9107)
8/4発表。 22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は884億円の黒字。通期の同利益を従来予想の2000億円→2750億円に上方修正。OCEAN NETWORK EXPRESS PTE. LTD.の運営するコンテナ船事業において、前回公表の予想を上回る旺盛な貨物需要及び市況よるもの。 PER 1.8倍 7/26 3580円 → 8/13 4975円(+38.9%) 今週 4105円 → 8/13 4975円(+21.2%)
玉井商船(9127)
8/12発表。 22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比6.9倍の3.6億円に急拡大。通期の同損益を従来予想の1.5億円の黒字→10億円の黒字に上方修正。外航海運業部門において、貨物輸送配船計画を見直し効率的な配船を行うことで運航費の減少が見込まれる一方、貸船料収入が前回予想を大幅に上回ることが予想。 PER 5.2倍 7/26 749円 → 8/13 1929円(+157.5%) 今週 1225円 → 8/13 1929円(+57.4%)
乾汽船(9308)
8/12発表。 22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は24億円の黒字。通期の同損益を従来予想の39.2億円の黒字→87.6億円の黒字に上方修正。外航海運事業におけるハンディ船の市況は、前回予想を上回る水準で推移。 引き続き堅調な市況が継続することが見込まる。81円増配。 PER 7.7倍 利回り 5.95% 7/26 1229円 → 8/13 2220円(+80.6%) 今週 1635円 → 8/13 2220円(+35.7%)
ユナイテッド海運(9110)
7/30発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の89億円→175億円に上方修正。上期配当を65円増配。中国向けを 中心とした旺盛な穀物輸送需要等を背景としてドライバルク市況は足元まで高水準を維持し、引き続き堅調な推移。 PER 5.2倍。 7/26 2336円 → 8/13 3310円(+41.7%) 今週 2995円 → 8/13 3310円(+10.5%)
飯野海運(9119)
第1四半期は減益予想も通期連結経常利益は従来予想の39億円→50億円に上方修正。配当6円増配。ドライバルク船市況が高い水準で推移したことや、 直近の業績予想発表時には見込んでいなかった船舶の売却益等を計上予定。 PER 6.9倍 利回り 4.43% 7/26 442円 → 8/13 519円(+17.4%) 今週 464円 → 8/13 519円(+11.8%)
増配額
郵船(9101) 上期 100円 → 200円 下期 100円 → 500円 年間 200円 → 700円に変更(500円増配)
商船三井(9104) 上期 70円 → 300円 下期 80円 → 250円 年間 150円 → 550円に変更(400円増配)
乾汽船(9308) 上期 6円 → 6円 下期 45円 → 126円 年間 51円 → 132円に変更(81円増配)
ユナイテッド海運(9110) 上期未定 → 95円 下期未定(65円増配)
飯野海運(9119) 上期 8円 → 11円 下期 9円 → 12円 年間 17円 → 23円に変更(6円増配)
川崎汽船(9107) 公表なし
玉井商船(9127) 公表なし
今週のニュース
・デンマーク海運最大手マースク…2021年4ー6月期業績は、EBITDAが前年同期に比べて約3倍の50億6400万ドル
・日本発東南ア航路、年内高値継続か。コンテナ運賃、港湾混雑で逼迫(8/11)
・コンテナ運賃、北米東岸上昇続く。地中海、初の7000ドル超(8/12)
・寧波・梅山CTがコロナで停止 労働者不足・貨物シフトで混乱懸念(8/13)
