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ノーベル賞 まとめ
10月4日に医学・生物賞を皮切りに、5日に物理学賞、6日に化学賞、7日に文学賞、8日に平和賞、11日の経済学賞と続く
生理学・医学賞
（10月4日 18時30分） 岸本忠三氏、平野俊夫氏・・関節リウマチなどの炎症を起こすタンパク質を発見。米クラリベイト・アナリティクスの候補に。 …中外製薬（4519）本命、新型コロナウイルス薬など 森和俊教授・・細胞の器官「小胞体」の知られざる働きを解明、様々な疾病の治療に貢献。 …アステラス（4503） 満屋裕明教授・・エイズの原因ウイルス（HIV）の増殖を強力に抑制する物質を発見、エイズの最初の治療薬を開発。 …武田（4502）塩野義（4507）キッセイ（4547）など 坂口志文教授・・細菌やウイルス退治に欠かせない免疫機能で新たな細胞を発見。 …JSR（4185）カルナバイオ（4572）など 遠藤章教授・・コレステロールを低下させる物質を発見、心臓病などの死亡から患者を救う。 …第一三共（4568） 松村保広氏・・がんの血管の隙間から漏れ出す分子が集積し長時間とどまる機構を解き明かし、がん血管に薬剤を集中させることができるＥＰＲ効果を発見。 …ナノキャリア（4571） 小川誠二教授・・脳の活動の様子を血流から調べる機能的磁気共鳴画像装置（fMRI）の原理を発見。 …日立（6501）キャノン（7751）東陽テクニカ（8151）など 長田重一教授・・プログラムされたかのように細胞が自殺する「アポトーシス」という仕組みを解明。
物理学賞
（10月5日 18時45分） 細野秀雄教授・・ありふれた素材使い高精細で消費電力少ないディスプレーなどを実現。 …住友電工（5802）古河電工（5801）など 十倉好記氏・・物質内で起こる電気や磁気の相互作用を解明。次世代メモリーに役立ちそうな「マルチフェロイック物質」を発見。 …日本電子（6951） 佐川真人氏・・ネオジムと鉄、ホウ素などからなる「ネオジム磁石」を開発。１センチ角の磁石で数キログラムの鉄の塊を持ち上げる世界最高性能の磁力を実現。 …大同特殊鋼（5471） 中村泰信氏・・量子コンピューターの基本的な素子「超電導量子ビット」を世界に先駆けてつくり出した。 量子コンピューター関連銘柄…富士通（6702）NEC（6701）HPCシステム（6597）シグマ光機（7713）フィックスターズ（3687）など 大野英男氏・・磁石の性質を持つ省電力半導体の基礎研究に尽力。
化学賞
（10月6日 18時45分） 沢本光男教授・・ゴムや樹脂をつくる鎖状の「高分子」は副反応を起こすことで鎖の長さがバラバラになり機能が落ちやすくなるが、分子をつなぐ重合で副反応を起こしにくい「精密重合」を開発。米クラリベイト・アナリティクスの候補に …カネカ（4118）大塚HD（4578） 藤田誠教授・・分子が自然と集まって新しい機能や構造を持った化合物を作り出す「自己組織化」技術を開発。 …スリー・ディー・マトリックス（7777） 北川進教授・・ジャングルジムのような構造の分子の中に、狙った分子だけを閉じ込める新素材を開発。 …ニックス（4243）三井金属（5706） 山本尚教授・・化学反応を促す触媒を精密に設計し、医薬品開発に欠かせない化合物を狙った通り合成する技術を開発。 …東レ（3402） 藤島昭教授・・二酸化チタンが水を酸素と水素に分解し、光触媒の機能を持つことを発見。 …チタン工（4098）テイカ（4027）石原産業（4028）ダイキン（6367）など 国武豊喜教授・・細胞膜に似た膜を人工的に合成することに成功。
文学賞
（10月7日 20時00分） 村上春樹氏・・1987年刊行の「ノルウェイの森」は国内で1100万部を超えたメガヒット小説。 多和田葉子氏・・「献灯使」（2014年）は、大災害に見舞われて鎖国状態に陥った日本を描くディストピア小説。全米図書賞の翻訳文学部門を受賞し、国際的に注目された。 小川洋子氏・・記憶が奪われる島の物語「密やかな結晶」（1994年）が四半世紀の時を経て2019年に英訳刊行。同年に全米図書賞の翻訳文学部門、20年英ブッカー国際賞の最終候補になった。 …文教堂（9978）丸善（3159）三洋堂（3058）
経済学賞
（11日 18時45分） 清滝信宏氏・・担保価値の下落により金融危機が増幅する過程をモデル化、銀行保有の資産が売れなくなる「流動性」の問題も提起。 …池田泉州（8714）
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