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洋上風力発電と次世代太陽電池の研究開発予算額の詳細まとめ
脱炭素技術の開発を支援する2兆円の基金から洋上風力発電の関連事業に1195億円を配分する方針を示した。
次世代太陽電池の開発には498億円を充てる。
①洋上風力発電の低コスト化:上限1195億円
【研究開発項目:フェーズ 1-1】次世代風車技術開発事業 :上限 150億円 日本の強み:陸上風力で培った、発電機、増速機、ベアリング、ブレード用炭素繊維素材、永久磁石等の部品メーカーの技術力や国内ものづくり基盤や生産技術・品質管理や、工場の自動化等のロボティクスに強み 【研究開発項目:フェーズ 1-2】浮体式基礎製造・設置低コスト化 技術開発事業 :上限100億円 日本には造船技術の基盤があり、その技術基盤やドック等のインフラを活用しながら浮体の大量生産技術を世界に先駆けて確立する 【研究開発項目:フェーズ 1-3】洋上風力関連電気システム技術開発事業:上限25億円 国内ケーブルメーカーは世界シェアが高く英国における技術開発コンペに参画するなど、グローバルな競争優位を確保 【研究開発項目:フェーズ 1-4】洋上風力運転保守高度化事業:上限 70億円 陸上風力においてスマートメンテナンス技術、特に落雷対策技術に関しての開発・活用が継続的に行われている。また、他産業で開発されているデジタル技術の導入も期待できる 【研究開発項目:フェーズ 2】浮体式洋上風力実証事業:上限850億円 浮体式洋上風力発電を社会実装するためには風車、浮体、係留システム、ケーブルの挙動・性能・施工性・コストを考慮した一体設計により、信頼性の向上と低コスト化が必要




② 次世代型太陽電池の開発:上限498億円
【研究開発項目】次世代型太陽電池実用化事業 【研究開発内容1】次世代型太陽電池基盤開発事業:上限 80億円 技術開発要素 ・・最適な材料を探索し、電池構造等の基盤技術を開発。 電池製作、性能評価までの自動化によるリードタイムを短縮可能な環境を整備し、研究開発を加速 【研究開発内容2】次世代型太陽電池実用化事業:上限 120億円 技術開発要素・・ 軽量かつ高い性能(変換効率および耐久性)を満たす、ペロブスカイト太陽電池の大型化を実現するための製造技術の確立 昨年採択・・東芝(6502)シャープ(6753)積水化学(4204) 【研究開発内容3】次世代型太陽電池実証事業:上限 298億円 技術開発要素・・ 安定した品質かつ大量生産可能な量産技術の確立とモデルケース(ビル壁面、 工場屋根等)における実証 昨年採択・・パナソニック(6752)花王(4452)カネカ(4118)LIXIL (5938)


