目次
2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略
14分野を3つのWGに分け18項目に予算配分
③④の水素 ⑯次世代航空機 ⑰次世代船舶で予算額と採択される月を公表
・ 高い目標を掲げ技術のフェーズに応じて実行計画を着実に実施し、国際競争力を強化
・ 2050年の経済効果は約290兆円、雇用効果は約1800万人と試算
・14分野を3つのWGに分けて予算を配分
WG1・・グリーン電力の 普及促進分野
WG2・・エネルギー 構造転換分野
WG3・・産業 構造転換分野
2021年 上半期に開始を想定しているプロジェクト一覧
① 洋上風力発電の低コスト化(WG1) 浮体式洋上風力発電の低コスト化等に向けた要素技術(風車部品、浮体、ケーブル等)を開発し、一体設計・運用を実証。 ② 次世代型太陽電池の開発(WG1) ペロブスカイトをはじめとした、壁面等に設置可能な次世代型太陽電池の低コスト化等に向けた開発・実証。 ③ 大規模水素サプライチェーンの構築(WG2)上限3000億円 水素の供給能力拡大・低コスト化に向けた製造・輸送・貯蔵・発電等に関わる技術を開発・実証。 8月中旬・・企業採択 ・水素輸送技術等の大型化・高効率化技術開発・実証(2550億円) ・液化水素関連材料評価基盤の整備 (30億円) ・革新的な液化、水素化、脱水素技術の開発 (150億円) ・水素発電技術 (混焼、専焼) の実機実証(260億円) ・社会実装に向けた支援 (10億円) ④ 再エネ等由来の電力を活用した水電解による水素製造(WG2)上限700億円 水素を製造する水電解装置の低コスト化等に向けた開発・実証。 8月中旬・・企業採択 ・水電解装置の大型化、モジュール化技術開発 ・優れた新部材の装置への実装技術開発 ・熱需要や産業プロセス等の脱炭素化実証 ⑤ 製鉄プロセスにおける水素活用(WG2) 石炭ではなく水素によって鉄を製造する技術(水素還元製鉄技術)の開発・実証。 ⑥ 燃料アンモニアサプライチェーンの構築(WG2) アンモニアの供給能力拡大・低コスト化に向けた製造・輸送・貯蔵・発電等に関わる技術を開発・実証。 ⑦ CO2等を用いたプラスチック原料製造技術開発(WG2) CO2や廃プラスチック、廃ゴム等からプラスチック原料を製造する技術を開発。 ⑧ CO2等を用いた燃料製造技術開発(WG2) 自動車燃料・ジェット燃料・家庭・工業用ガス等向けの燃料をCO2等を用いて製造する技術を開発。 ⑨ CO2を用いたコンクリート等製造技術開発(WG2) CO2を吸収して製造されるコンクリートの低コスト化・耐久性向上等に向けた開発。 ⑩ CO2の分離・回収等技術開発(WG2) CO2の排出規模・濃度に合わせCO2を分離・回収する様々な技術方式を比較検討しつつ開発。 ⑪ 廃棄物処理のCO2削減技術開発(WG2) 焼却施設からCO2を回収しやすくするための燃焼制御技術等の開発。 ⑫ 次世代蓄電池・次世代モータの開発(WG3) 電気自動車やドローン、農業機械等に必要な蓄電池やモーターの部素材・生産プロセス・リサイクル技術等を開発。 ⑬ 自動車電動化に伴うサプライチェーン変革技術の開発・実証(WG3) 軽自動車・商用車の電動化、サプライヤの事業転換等に向けた開発・実証。 ⑭ スマートモビリティ社会の構築(WG3) 旅客・物流における電動車の利用促進に向けた自動走行・デジタル技術等の開発・実証。 ⑮ 次世代デジタルインフラの構築(WG3) データセンタやパワー半導体の省エネ化等に向けた技術を開発。 ⑯ 次世代航空機の開発(WG3)上限270億円 水素航空機・航空機電動化に必要となるエンジン・燃料タンク・燃料供給システム等の要素技術を開発。 10月・・企業採択予定 ・水素航空機向けエンジン燃焼器・システム技術開発(116.3億円) ・液化水素燃料貯蔵タンク開発(48.5億円) ・水素航空機機体構造検討(10.2億円) ・航空機主要構造部品の複雑形状・飛躍的軽量化開発(35.8億円) ⑰ 次世代船舶の開発(WG3)上限350億円 水素燃料船・アンモニア燃料船等に必要となるエンジン・燃料タンク・燃料供給システム等の要素技術を開発。 10月・・企業採択予定 ・水素燃料船の開発(210億円) ・アンモニア燃料船の開発(119億円) ・LNG 燃料船のメタンスリップ対策(21億円) ⑱ 食料・農林水産業のCO2削減・吸収技術の開発(WG3) 農林水産部門において市場性が見込まれるCO2削減・吸収技術を開発。