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重要経済指標の発表やイベント前後の動き
重要指標の発表前やイベント前後などは為替相場や株価指数が不安定になることが多いので、手仕舞い売りや様子見する人が増加します。
イベントとは、大統領選挙や大型連休、法案の提出、決算など様々です。
また、個別銘柄の場合は四半期決算前や決算後に株価が不安定な動きになりやすいです。
イベントへの思惑や予想と結果
思惑や期待で上昇しても、市場予想に未達で大きく下落する… 市場予想が悪くても、予想よりは良い結果で上昇する… など、どちらの方向に振れるかが予想しにくく、指数や株価は不安定な動きになります。 このようなことからイベント前は売られやすい傾向があります。 イベントの結果次第では暴落に巻き込まれることもあるため注意が必要です。 定期的な重要イベントとしては毎月の米雇用統計(第1金曜日)とSQ(第2金曜日)FOMC声明発表、メジャーSQ(3.6.9.12月の第2金曜日)があります。 経済指標の日程や予想、速報は以下のサイトで無料で確認できます。
経済指標カレンダー|みんかぶ FX/為替 (minkabu.jp)
米国雇用統計の重要性
そして、米国雇用統計は世界経済において、とても重要な指標の1つです。 結果が発表されると速報ニュースになるほど重要度が高く、マーケットに大きな影響を与えます。 アメリカの消費全体の約70%は個人の消費(2021年時点)で、この個人消費が上向きか下向きかによって、雇用情勢に大きな影響を与えます。そのため、世界中の投資家や金融機関は雇用統計の数値や結果を重要視しています。 米国雇用統計はカテゴリ別で数値が発表されますが、その中でも注目され経済政策変更に影響を及ぼすのは「非農業部門雇用者数」です。この数値の結果には特に注目しておくとよいでしょう。 また、雇用統計の結果は為替相場にも大きな影響を与えます。 雇用統計の結果が良い→景気が良い→ドルが買われやすく「円安ドル高」に → 輸出企業(自動車、電気など)の上昇要因に 雇用統計の結果が悪い→景気が悪い→ドルが売られやすく「円高ドル安」に → 輸入企業(空運、電力、食品など)の上昇要因に ※上記はあくまでも傾向です。必ずこのような動きになるということではありません。 以下の無料サイトで日本市場、米国市場を始め、アジア、欧州などの株価や為替、金や原油などの商品価格までリアルタイムで確認することができます。
主な経済指標とイベント日程一覧表

2022年 主要各国の金融政策スケジュール

来年は特に注目されそうです。
初心者の方は特に、イベント日程を事前に知っておくとリスクを減らした投資ができますね。